投稿

8月 30, 2018の投稿を表示しています

ファッションは徳積み

「信頼残高」という言葉があります。 「7つの習慣」(コヴィー著、 Amazonリンク )に出てくる考え方です。 この本を読んだ事のない方向けに簡単に考え方を要約すると、 「信頼」というものを銀行の「残高」に見立てたもの です。 口座に「信頼」を入れることで貯えができますし、 必要に応じてそこから「信頼」を引き出すこともできます。 「礼儀正しい行動、親切、正直、約束を守るなどの行動を通して 信頼残高をつくっていけば、そこに貯えができる。 残高を高めることによって、必要とあらば、 その信頼を何度でも頼りにすることができる。」 とは本書の引用ですが、これが「信頼残高」です。 夫婦関係が悪くなるのはなぜか。 それは信頼残高がゼロになってしまっているからです。 地球上で二人の人間が経験できる最も親密で充実した関係になり得る 夫婦関係においてでさえも・・・関係が悪くなることがあるのです。 それを防ぐためには、継続的な「信頼残高」の「預け入れ」をしなければならない。 と、ここまではほぼ引用ですが、 これが「信頼残高」という考え方の要約です。 僕はこの考え方自体が素晴らしいと思いました。 日本で言うところの「徳」(virtue)に通じるものがありますよね。 「徳」を「積む」行為に近いと思います。 人が見ていないところで徳を積むことによって、 ある時点で、その「徳」が自分に跳ね返ってくることがありますよね。 そしてここでふと頭をよぎったのは、ファッションのことです。 結構な量の服を買い、 毎日違う服を着ていると、時折 「これは誰のためにやっているのか?」 と思うことがあります。 服は自分のために着るのでしょうか? いや、そうでもないです。だって、完全に「自分のため」だったら、 もっと着心地の良い楽な服(パジャマやジャージ)を買うでしょう。 そしてそれを着たまま一日中を過ごすわけです。 たぶん、自分のためでないのだったら、 誰かのために服を着ているのでしょう。 服について考え、コーディネートを考え抜き、 結論を導き出してそれを着て外へ出かける。 そこには、「信頼残高」の概念が存在していると思ったんです。 街中へ出かけるわけですから、当然 誰かの目で見られます。 誰かに見ら